爺が時事問題を語るブログ「時事語り/爺語り」

伊丹市給与未払い建築会社社長監禁事件はどちらが悪かったのか?

workers-659885_640

こんにちは、我夢爺です。

今回取り上げるのは、伊丹市にある建築会社が給与未払い問題を起こしたため、そこの社員によって社長が監禁されたという騒動です。

まあ監禁されたと言っても2時間ちょっと車に乗せて会社に向かっていただけなので、これを事件化するのもどうかと思いますけどね。

この事件について少し語りたいと思います。

事件の概要

まずは報道されたニュースを確認しつつ、分析していきます。

逮捕されたのは、兵庫県伊丹市昆陽南にある建築会社の43歳男性社員林輝一、その息子で同社アルバイトの22歳男性林弘樹、尼崎市常光寺の同社下請け塗装工である62歳男性田島正巳、伊丹市荒牧でスナックを経営する同社アルバイトの39歳女性大野李恵の4人です。

4人は11月22日の午後0時50分ごろから3時10分ごろまでの約2時間ちょっと、自分たちの勤務先建築会社の社長74歳をワゴン車に乗せて伊丹市昆陽東の市道まで監禁したというわけです。

伊丹市昆陽東というと、このあたりですね。

この4人は車で会社に向かっていたそうなので、その途中で警察に逮捕されたのでしょうね。社長本人が110番通報したという話ですから、検問でも敷かれていたのかもしれません。

動機については、給料の未払いがあったと本人たちは供述していますね。

報道内容の分析

この会社員は自分の息子を同じ会社でアルバイトさせていたんですね。

大学生と書かれていませんし、年齢からすると正社員として雇用されたかったものの、募集がなかったか落とされたかで、アルバイトするしかなかったのでしょう。

他の会社を受けたけど就職活動に失敗して、仕方なく父親が勤める会社のアルバイトの口を紹介されたのかもしれませんね。

また、スナック経営者の女性の存在も気になります。

アルバイト勤務しなければならなかったということは、スナック経営があまりうまく行っていなかったのでしょうか。だとしてもなぜ建築会社のバイトを選んだのか、その理由が気になるところです。

その建築会社に伝手でもあったのか、それとも単なる偶然なのか。ひょっとしたら、社長がスナックの常連だったなんて可能性もあるかもしれませんね。

会社員やアルバイトだけならともかく、下請け塗装工まで参加しているというのも興味深いところです。下請け工にも支払わないとなると、社内の問題ではすまないですよね。とてももみ消せない気がします。

とすると、この建築会社の給与不払いは社外にまで伝わっていたのかもしれません。

社外にまで給与不払いが伝わるとなると、経営状態が悪化していると判断されてもおかしくないです。そうなると資金繰りが悪化するのは自明ですよね。

こういうリスクがあるにもかかわらず下請け工まで含めて給与未払いなのですから、おそらくこの会社の財政状態はかなり悪化していたのだと推測します。

論評:どちらが悪かったのか?

まず、逮捕された犯人たちにも同情の余地は十分にあります

親子揃って同じ会社に努めているわけですから、その会社が給与未払いとなれば、親子ともども家庭に一切収入がなくなってしまいます。これではそもそも生活が不可能ですからね。

同じことは下請け工の男性にだって言えます。年齢的に結婚して家族がいるのかもしれませんから、家族を養うのに給与が入らないのでは困ります。

スナック経営者の女性についても、経営がうまくいかずにアルバイトしているという推測が正しければ、とても生活に余裕などないでしょう。ひょっとしたら、アルバイトが必要なほど借金があるのかもしれません。すると給与未払いは死活問題になります。

また、犯人たちは社長を連れて会社に向かっていたわけですから、おそらく話し合いをするために連れて行ったのでしょう。

そうであるなら悪性は低いように思えますね。

とはいえ、社長の側も会社の資金繰りが悪化していたのならば、無い袖は振れないということかもしれません。

もっとも、それは社員の労働の対価である給与を支払わないことの正当化理由にはなりませんけど、社長だけが贅沢をしていたという可能性もそれほど高くないと思うので、社長自体の悪性も低いです。

結局のところ、犯人たちは手段を決定的に間違ってしまったということなのでしょうね。やるならば法廷闘争にするべきだった、ということです。

少なくとも訴訟も辞さない態度で交渉したほうが、こういう手段よりもよほど穏便かつ迅速に物事が進んだように思いました。

ただ、これって起訴に値するような事案だとも思えないんですよね。表に出ている事情だけを考えると、検察官が起訴猶予にして終わるだけの事案だと思います。

まとめ

  • 犯人側にも社長側にもそれぞれ理由があった
  • どちらか一方だけが悪いという話ではないが、犯人側は手段を誤った
  • 起訴する程でもないので起訴猶予で終わると推測できる

Pocket

関連記事

おすすめ記事

  1. martial-arts-291046_640
  2. sport-788105_640
  3. dvd-89069_640
  4. phone-1039052_640
  5. sports-shoes-115150_640
  6. skates-608588_640
  7. tap-791172_640
  8. man-1050528_640